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大坂新刀代表工【小林伊勢守国輝延宝七年八月日】2尺2寸7分沸づく濤瀾乱れの豪壮傑作刀刃中働き抜群家紋入旧軍刀サーベル拵二鐶吊

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大坂新刀代表工【小林伊勢守国輝延宝七年八月日】2尺2寸7分沸づく濤瀾乱れの豪壮傑作刀刃中働き抜群家紋入旧軍刀拵両手握りサーベル和歌山県四桁登録■コメント■ご覧いただきありがとうございます。【銘】表『小林伊勢守国輝』裏『延宝七年八月日』小林伊勢守国輝は初代河内守国助の四男で俗名を隼之進と称し、寛文11年に伊勢大掾を受領し翌12年春には伊勢守に転じています。西の横綱と名高い巨匠・津田越前守助広と交流して技術を高め、延宝6年には助広との合作を鍛えるなど大坂新刀の代表工として活躍し新刀銘盡後集では「真改助広同等の名人也」と評された名工です。助広に倣った濤瀾風の大互の目乱れや真改写しの直刃のほか河内守国助風の拳丁子などを得意としてその作風は非常に幅広く、加えて截断性能に優れる利刀として業物位列にも名を連ねています。本作は紀州の旧家に伝わった昭和31年四桁登録の一振、国輝在銘・裏年紀入かつ典型的な出来口を示した傑作刀です。刃長2尺2寸7分、反りの浅い寛文新刀らしい造込みで身幅・重ねガッシリと豪壮にして生ぶ茎の健全な体配を呈し、斬れ味と取り回しに優れた業物の風格を湛えています。強靭に錬れて詰んだ板目肌に地沸微塵につき刃文は御家芸の濤瀾乱れを腰高に焼いて玉状の飛焼かかり刃中全体が激しく沸づいて随所に長い砂流し・沸筋が働くなど、見応え溢れる作域で国輝の高い技量を示した華実兼備の優品です。当時の姿を残した二鐶吊の旧軍刀サーベル拵に納められ、柄背金にあしらわれた銀の片喰紋が特注品であることを窺わせ2枚の切羽が揃い金モールの欠損も無く駐爪も正常に機能しており美しい状態を保った軍刀外装が本作に一段と華を添えています。助広・真改に次ぐ大坂新刀の代表工『伊勢守国輝』在銘年紀作、まさに真骨頂の傑作刀を貴重な旧軍刀拵と共に末永くご愛蔵下さい。ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。

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