激レア・山田太一 シナリオ教室極み!『男たちの旅路 傑作選』1982※車輪の一歩シルバー・シート 非常階段 流水 冬の樹 影の領域/鶴田浩二

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昭和57年(1982)に、日本放送出版協会から出版された山田太一の名シナリオ集『男たちの旅路傑作選』(初版・定価1400円)である。帯には「NHKテレビ・シナリオ 〝土曜シリーズ〟から6篇を厳選したシナリオ集 対談ではユニークなドラマ論を展開する愛好者必読の書」と綴られている。【 目 次 】●「非常階段」●「冬の樹」●「シルバー・シート」●「 流 水 」●「影の領域」●「車輪の一歩」●対談「『男たちの旅路』を終えて」 ※NHKドラマ部・中村克史との対談【本書について】『男たちの旅路』全編の中では、シルバー世代・老人の寂しさを扱った「シルバー・シート」と車椅子の身体障害者問題を真正面から扱った「車輪の一歩」は白眉で特に評価が高い! ちなみに「シルバー・シート」は昭和52年(1977)年度の芸術祭大賞を受賞している。【車輪の一歩】主人公の吉岡晋太郎(鶴田浩二)は、自らが特攻機崩れで、犬死にした戦友や負傷を背負って生きている仲間が多くいた。それだけに生命の大切さと五体が満足でない人への思いやりが人一倍強かった。アメリカの偉大な詩人「ホイットマン」の名言に「寒さに震えた者ほど、太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る」というのがあるが、車椅子の身体障害者の真の悩みや苦しみは、同じ境遇の者でないと理解できないものだ・・・。脊髄損傷の身体障害者・前原良子(斉藤とも子)。彼女は車椅子の17歳の少女で、母親の監視により自由に外出できない。そこに同じ車椅子の男性6人が彼女に対して「外に出よう!」と誘う。良子は逡巡しゅがらも一緒に家に出る。しかし、平面交差踏切で、車椅子が線路の隙間に引っ掛かり抜け出せなくなる。遮断機が降り間髪入れず通りがかりの健常者に救出されるが失禁してしまう。一方、車椅子の若い男(斎藤洋介)は、両親公認でトルコ風呂(現・ソープランド)に行くが、車椅子ゆえに入店を断られる。屈辱感にまみれる。また、良子の母親は誘った男たちを責め、この回の主人公・藤田繁雄(京本政樹)、川島敏夫(古尾谷雅人)らはわびる。 後日、吉岡(鶴田浩二)が訪れ、母親は「もうそっとしておいてくれ!」とつっぱねる。良子は「母に逆らいたくないわ!」と言う。吉岡は、「君はどう思っているの?お母さんは君と一緒に死ぬ訳ではない。お母さんの言う事ばかり聞いていると、いつかきっと君はお母さんを恨むようになる。自分で判断しないといけない」と諄々と意見を吐き問いかける。吉岡は全編を通して、弱者への安易なやさしさは、実は「ためにならない〝やさしげ〟(甘やかし)」であると随所で苦言してる。吉岡は苦しむ弱者に、あえて安易に流されず、逆に厳しさを求めることこそが〝真のやさしさ〟だと確信している。 さて、「車輪の一歩」に話を戻す。良子は吉岡の言葉に背中を押され決意する。ある朝、遂に皆の見守る中、駅に行き「誰か私を(階段の上まで)上げてください」と繰り返し助けを求める。それを陰でみつめる母親は涙する・・・。【本の状態と発送について】本の状態は、新品購入したもので数読し大切に保管していた美本に近いが、ふとした油断から中程の数ページ、左方上部に1~2㎝折れができた。なにとぞ御容赦のほど、その分お安く出品したい。遜色を納得の上で入札して下さい。送料は、ネコポスかゆうパケットでよろしければ、当方が負担いたします。

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