○英国王エドワード7世から「Jeweller of kings king of jewellers王の宝石商、宝石商の王」とまで呼ばれたカルティエは、最高峰のジュエリーを作る技術を生かして、古くから万年筆を作って来ました。そのカルティエが1980年代に作っていたポケットでバッグで嵩張らず、シルエットを崩さない紳士淑女のためのメーカーカルティエならではの発想で作られた他に例の無い薄い断面(厚さ7mm)を持つオーバルです。○ポケットに入れてもすぐにカルティエと分かる様にカルティエの象徴である三色のゴールドリングが重なり合うトリニティーリングがキャップトップに飾られ、ゴールドの一枚板のクリップがまるでアート作品の様に銀色のボディーを飾っていて、特殊なフォルムであることを忘れて、端整な美しさを持った万年筆に仕立て上げているところは流石にカルティエです。輝きを抑えた霜降り加工された地肌の白い輝きも品よく、如何にも紳士淑女の持ち物らしい落ち着きと魅力を持った万年筆になっています。人前でさっとポケットから出して使いたくなる万年筆です。○薄い断面を保つために、クリップは通常の万年筆の様にキャップから浮いたクリップ形状ではなく、一枚の板形状。キャップから浮いておらず一見クリップと言うよりはゴールドの飾りの様ですが、トリニティーリングの上のノブを押し下げると、キャップから浮き上がりちゃんとクリップの役目を果たしてくれる、ちょっと楽しいギミックが仕込まれています。また、カートリッジの交換もボトムエンドのレバーを押し上げると、カートリッジを入れるケースが出てくるギミックが仕込まれています。○扁平なシルエットのため書き辛そうですが、ペン先はパーカー75と同様に回転させることが出来、自分の持ち方にあった角度にできるため、意外に書き易い万年筆になっています。手を汚さずペン先を回すためのアタッチメントがちゃんと用意されています(写真4の赤いカートリッジケースの先の方にある円形の黒いものがアタッチメントです)。注意事項:古い万年筆ですので、新品をお求めの方、神経質な方は入札をお控え下さい。ノークレーム・ノーリターンでお願いします。【商品の説明】ブランド、メーカー:ヴァンドーム・オーバル・シルバー、カルティエカラー・材質:シルバー(金属(材質不明))、ゴールド・トリム(真鍮)インク補充方式:カートリッジ専用ペン先(ニブ):18金、字幅:Mサイズ:長さ:140mm(収納時)/胴軸幅11mm/同軸厚:7mm、重さ:22.04g(素人計測)